先日、WordPressで記事を手動で1本作るのにかかった時間を測ってみました。
キーワード調査に20分。構成を考えるのに30分。本文を書くのに1時間半。画像を選んで配置するのに20分。SEOの設定に10分。
合計、約3時間。
「……これを毎日やるのは、ちょっと無理だな」
そう思ったのが、AIをWordPress運営に本格的に組み込もうと決めたきっかけです。
今は1記事30分〜1時間で仕上がるようになりました。日によっては1日に5〜10記事を公開することもある。
ただし、この状態にたどり着くまでには、それなりの試行錯誤がありました。
この記事では、その過程で学んだことを全部お話しします。
AIを入れると、何がどう変わるのか
先に結論だけ言います。
Before: 1記事3〜5時間。リサーチ、構成、執筆、画像、SEO設定、全部手動。週2〜3本が限界。
After: 1記事30分〜1時間。AIがリサーチと下書きを担当。人間は構成設計と最終チェックに集中。1日5〜10本も現実的。
ただし注意。この「After」にいきなり到達できるわけじゃないです。仕組みを構築するまでに、それ相応の時間と試行錯誤が必要です。
でも、一度仕組みができてしまえば、あとは回すだけ。最初の投資は必ず報われると思っています。
AIでWordPress記事を作る基本の流れ
ステップ1:キーワードリサーチ
ラッコキーワードでキーワード候補をリストアップして、検索ボリュームと競合の強さを確認します。
ここでちょっとしたコツがあるんですが、AIに「このキーワードで上位表示するための記事構成を考えて」と聞くのも有効です。AIの提案をそのまま使うわけじゃないけど、考えるきっかけになる。
ステップ2:構成をAIと一緒に考える
記事の見出し構成は、AIに丸投げしない。これ鉄則です。
じゃあどうするか。
AIに構成案を3つ出してもらう。それぞれの良い部分を組み合わせて、最終構成を自分で決める。
さらに、上位表示されている記事の要素を伝えると、AIの提案精度がグンと上がります。「こういう要素を含めたい」「読者はこんなことを知りたがっている」と伝えるだけで、かなり使える構成が出てきます。
ステップ3:セクションごとに本文を生成
一度に全文を書かせない。見出しごとに生成する。
これ、めちゃくちゃ大事です。
AIは長い文章を一気に生成すると、後半になるほど品質が落ちる。同じ表現が増えて、内容も薄くなりがち。
セクションごとに区切れば、全体の品質を均一に保てます。
ステップ4:マークダウンで出力
AIで作った記事をマークダウン形式で出力して、WordPressにコピペ。WordPressのブロックエディタはマークダウンを認識してくれるので、見出しやリストが自動で正しい形式に変換されます。
地味だけど、これを知っているだけで作業効率がかなり上がります。
ステップ5:WordPress上で最終調整
画像の挿入、内部リンクの設定、メタディスクリプションの記入、カテゴリ・タグの設定。
ここはまだ手動作業が残る部分です。ただし、REST APIを使えばこの工程も自動化できます(このブログの記事投稿も、実はスクリプトで半自動化しています)。
WordPressプラグインとAIの組み合わせ
便利な組み合わせをいくつか紹介します。
Yoast SEO / Rank Math — SEOのスコアリングプラグイン。AIで作った記事のSEO評価をチェックするのに使います。AIに「SEOスコアを意識して書いて」と指示した上で、プラグインで最終確認する流れが効率的。
WP All Import — 大量の記事をCSVなどから一括インポートできるプラグイン。AIで生成した複数記事をまとめてWordPressに投入する際に重宝します。
Advanced Custom Fields — カスタムフィールドを活用して、記事のテンプレート化を進められます。記事の「型」をWordPress側にも持たせておくイメージです。
効率化のための3つの原則
原則1:テンプレートを先に作る
これ、何度でも言います。
記事のジャンルごとにテンプレートを用意する。「レビュー記事の型」「比較記事の型」「ハウツー記事の型」。
型があるだけで、記事作成のスピードが劇的に上がります。毎回ゼロから考える必要がなくなるから。
原則2:同じ作業はまとめてやる
1記事ずつ完成させるんじゃなくて、同じ工程をバッチ処理する。
例えばこんなスケジュール。
- 月曜:10記事分のキーワード選定
- 火曜:10記事分の構成設計
- 水曜:10記事分の本文生成
- 木曜:10記事分の品質チェック・修正
- 金曜:10記事分のWordPress投稿・公開
同じ種類の作業をまとめることで、頭の切り替えコストがゼロになります。これ、やってみると効果がすごいです。
原則3:完璧より継続
1記事100点を目指すより、70点の記事を継続的に公開する方がSEO的にも効果がある。
完璧主義を捨てて、「公開してから改善する」マインドを持ちましょう。
だって、100点の1記事より、70点の10記事の方が、トータルのアクセスは多くなるんですから。
量産体制のレベル分け
Level 1(週3記事): AIで下書き→手動で仕上げ。ここがスタート。
Level 2(週10記事): テンプレート+バッチ処理。構成の型が固まれば到達できます。
Level 3(1日5〜10記事): 半自動化。プロンプトとテンプレートが十分に最適化された状態。
Level 4(1日30〜50記事): 高度な自動化。APIを使ったスクリプトでの一括処理。技術的な知識が必要ですが、AIに手伝ってもらえば非エンジニアでも構築可能。
私は今、Level 3〜4の間にいます。WordPress向けの記事量産体制の完成に向けてあと一歩、というところです。
AI記事とGoogleの評価について
よく聞かれるので、ここでも触れておきます。
Googleは「AIで作成された記事」を一律にペナルティにはしていません。Googleが重視しているのは「コンテンツの品質」と「ユーザーにとっての有用性」。
ただし、低品質なAI記事を大量に公開すれば、サイト全体の評価が下がるリスクはあります。量産するからこそ、品質管理が重要なのです。
具体的な対策としては——
- 独自の視点や体験を加える
- 事実確認を必ず行う
- E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を意識する
- 品質が低い記事はnoindexにする判断も必要
まとめ
WordPressの記事運営は、AIの導入で劇的に効率化できます。
でも、「AIを入れれば自動で良くなる」のではなくて、仕組みを設計して、テンプレートを作って、改善し続ける努力は必要です。
最初は時間がかかる。でも仕組みが回り始めたら、同じ時間で何倍もの記事を生み出せるようになる。
その日が来ると信じて、地道にやっていきましょう。
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WordPress×AIの運用ノウハウは、新しい発見があれば随時更新していきます。
