「あなた、エンジニアじゃないですよね? なんで開発してるんですか?」
ときどきそう聞かれます。
答えは単純で、「作りたいものがあったから」なんですが、それと同時に、「エンジニアじゃないことが、逆に強みになっている部分があるんじゃないか」と最近感じています。
今日は、その話をしようと思います。
私のバックグラウンド
建築の仕事をしていました。
現場の管理とか、お客さんとの打ち合わせとか、見積もりとか。あと、ウェブで集客する仕組みを自分で作ったりもしていました。
当時、ブログとSEOで現場の問い合わせを増やすことに成功して——これって他のビジネスでも使えるんじゃないか、と思ったことが、AI副業やブログ運営への入り口でした。
プログラミングとの接点はゼロでした。コードを書いたことは一度もなかった。
そんな私が今、SaaSツールを開発しています。AIの力を借りて。
毎日少しずつ、「あ、これは動くようになった」「あ、これはまだ治ってない」というのをやっています。
素人が開発してわかること
開発しながら気づいたこと、率直に言います。
コードの意味はわからなくても、「使えるかどうか」はわかる。
エンジニアさんが作ったツールを使っていると、「機能はある、でも使いにくい」という経験が結構あります。
なんでかというと、エンジニアさんはその機能を「作った側」だから。使い方を知っている側から見ているから、「これの使い方は明らかでしょ」と思っていることが、初めて見た人には全然明らかじゃないことがある。
これ、建築の現場でも似たことがあります。
設計士さんが「美しい建物を作った」とき、施主さんが「ここ、実際に暮らすと使いにくい」と言う。設計士さんは設計の専門家で、施主さんは暮らしの専門家。視点が違う。
私はコードの専門家じゃないけれど、「普通のユーザーがどう感じるか」の感覚は持っている。
それが、開発する上でのひとつの強みになっていると感じています。
「エンジニアじゃないから」できること
素直に言います。エンジニアに比べて、私が断然劣ることはたくさんあります。
コードの品質は低い。パフォーマンスの最適化はわからない。セキュリティの知識も不十分。
でも、「エンジニアじゃないから」できることもある。
「使ったことがない人が、初めて触れたときどう感じるか」を想像しやすい。
なぜかというと、私自身が「ウェブ系のサービスに慣れていない側」の人間だったから。
ログインの仕方がよくわからない、という感覚。
エラーが何を意味しているかわからない、という感覚。
ボタンを押したら何が起きるのかわからなくて、怖くて押せない、という感覚。
こういう「よくわからない」という体験を、割と最近までしていたんです。
だから、「このUIはわかりやすくする必要がある」という判断が、何となく自然にできます。
「できないことへの共感」から作れるもの
私が作っているツールは、「ITが得意じゃない人でも、AI副業に使えるもの」を目指しています。
これ、自分自身がそうだったからです。
AIって便利らしいけど、使い方がよくわからない。
ブログってSEOにいいらしいけど、どこから手をつければいいかわからない。
そういう人の気持ちが、自分の体験としてあります。
だから、「難しくないものを作りたい」という思いが強くある。
エンジニアさんが素人向けのツールを丁寧に作ってくれることも当然あります。でも、私みたいに「自分がそのユーザーだった人間」が作るのとは、少し違う何かがある気がしています。
その「違う何か」を、うまく言語化するのはまだ難しいんですが——。
強いて言えば、「できないことへの共感」から作られたもの、という感覚でしょうか。
「これまでできなかった開発ができる」という喜び
正直な話を最後にします。
今、AIの力を借りてツールを作れていることを、本当に嬉しいと感じています。
建築の現場でずっと、「こういう段取り管理ツールがあればいいのに」「こんな見積もりシステムが欲しいな」と思っていたことがあったんです。
でも、プログラミングは全くわからない。外注するにしても、お金がかかる。「まあ、仕方ないか」と諦めていた。
それが今、「こういうものが欲しい」と伝えたら、AIが実装してくれる。
もちろん簡単ではないし、何度もエラーに詰まる。うまくいかなくて、諦めかけることもある。
でも——「できなかったことが、できるようになっている」という手応えが、毎日少しずつある。
これが、すごく嬉しいんです。
こんな人に読んでほしかった
「自分にはプログラミングは無理だから」と思っている人に、少しでも刺さると嬉しいです。
私は今でもコードを書けません。でも、ツールを作っています。
「エンジニアじゃないから」できる視点が、あなたにもあります。
その視点は、実はかなり価値があります。
AI副業は、エンジニアだけのものじゃない。
そのことを、自分の体験で証明していきたいと思っています。
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