テニスで気づいた「自動化の本質」
僕は大好きなテニスを、週に1回だけやっている。本当はもっとやりたいけど、開発に時間を使いすぎていて、週1回が精一杯だ。
でも、この週1回のテニスが、仕事にも通じる大事なことを教えてくれた。
「自動化」と「マニュアル」の違い——これをテニスで痛感したんですよね。
週2回だと、覚えたことが消える
週に1〜2回しかテニスをやれない。
レッスンで「なるほど!こうやって打てばいいのか!」と掴んだ感覚がある。その日は気持ちよく打てる。「これでもう大丈夫だ」と思う。
でも、次の週にコートに立つと——
「あれ?前回できたはずなのに、何がおかしいんだっけ?」
せっかく掴んだポイントが、プレイから消えている。体が忘れてしまっている。
これがマニュアル(手動)の宿命だ。
人間の記憶は、繰り返さなければ薄れていく。1週間空くだけで、「あの感覚」はぼんやりしてしまう。もう一度その感覚を取り戻すのに、また時間がかかる。
2歩進んで1歩戻る。その繰り返し。
本当に上手くなるためのマニュアルアプローチ
じゃあ、マニュアルで本気で上手くなろうと思ったら、どうするか。
毎日練習する。これが一番確実だ。
でも、毎日やるだけじゃ不十分で、きちんと記録をつけながら練習する必要がある。
- 今日は何ができたか
- 何ができなかったか
- 次回試すべきことは何か
そして、何かうまくいかなくなったらメモを見直して、「あのとき何を意識していたか」を思い出す。
これを毎日続ければ、確実に上手くなる。
でも、相当な根性と時間が必要なんですよね。副業をやりながら、家事をしながら、開発をしながら、毎日テニスの記録をつけて練習する。現実的に無理だ。
自動化の最大のメリットは「後戻りしない」こと
ここで、自動化の話に繋がる。
テニスの動きを「システム」に置き換えて考えてみる。
たとえば、ブログの運営。SEO対策。SNSの投稿。これらをシステム化して、自動化して、記録を積み増していくと何が起こるか。
後戻りしない。
これが自動化の最大のメリットだと思う。
人間がマニュアルでやると、忘れる。サボる。モチベーションが下がる。体調が悪い日もある。そのたびに、積み上げたものが少しずつ崩れる。
でもシステムは忘れない。サボらない。モチベーションという概念がない。体調不良もない。
一度「こうする」と決めたことを、365日24時間、淡々と実行し続ける。
毎日ブログ記事を公開する。毎日SNSで投稿する。毎日データを収集して分析する。これを人間がやったら3ヶ月で燃え尽きる。でもシステムなら、電気代だけで何年でも続けてくれる。
でも、自動化には「落とし穴」がある
ここまで書くと、「じゃあ全部自動化すればいいじゃん」と思うかもしれない。
でも、自動化には落とし穴がある。テニスで言えば——
後戻りしないからこそ、ある程度のところで止まってしまう。
自動化されたシステムは、設定した通りに動き続ける。良くも悪くも。そして問題は、それを操っている人間の方が満足してしまうこと。
ブログの記事生成を自動化した。毎日記事が公開される。PVも少しずつ増えている。
「いいじゃん、うまく回ってる」——そう思って、手を止めてしまう。
特に悪くなったりしないから、一定のところで改善を止めてしまう可能性が高い。それに輪をかけて、システムには向上心がない。人間が「もっとこうしよう」と思わない限り、システムは昨日と同じことを繰り返すだけだ。
これがもし調子が悪くなるなら、「何とかしなきゃ」と前向きに動ける。でも、自動化は「悪くならない」から厄介なんですよね。現状維持がずっと続く。そしてしばらく放置された結果、いつの間にか時代が変わっていて、他のシステムに先を越されている。気づいたときには手遅れ。そんな状況になってしまう。
マニュアルの強み——「壊して作り直す」ができる
実は、マニュアル(手動)にも大きな強みがある。
テニスの話に戻ると——
マニュアルでやっていると、一度うまくいっていたフォームが崩れることがある。調子が悪くなって、「何かおかしい」と感じる。
でも、その「おかしい」という感覚が、次のレベルへの入口になることがある。
今までのフォームを一度壊して、新しい要素を取り入れる。一時的にはうまくいかなくなるけど、そこを乗り越えると、以前のレベルを超えた場所に到達できる。
マニュアルは、一度マイナスになっても、そこを改善するために以前の要素以外のものも取り入れて、先に進んでいける。だから、いつでも何かしらプラスを作れる。
自動化にはこれがない。システムは「壊す」ことを自分からはしない。壊すのは人間の仕事だ。
だからこそ「改善の手を絶対に止めない」
ここまで考えて、自分に言い聞かせていることがある。
「ある程度スムーズにシステムが進むようになっても、絶対に改善の手を止めないこと」
自動化が回り始めると、楽になる。手を離せる。他のことに時間を使える。
でも、そこで安心してしまったら終わりだ。
記事の品質はもっと上げられないか。プロンプトはもっと改善できないか。新しいAIモデルが出たら検証しているか。ユーザーの声を聞いて反映しているか。
自動化は「現状維持」を保証してくれる。でも「進化」は保証してくれない。進化させるのは、人間の仕事だ。
テニスで言えば、コーチが「その打ち方でいいよ」と言ってくれるのが自動化。でも「もっとこうしてみたら?」と新しい挑戦を促すのは、自分自身。
改善を止めた瞬間、他のツールに先を越される。
そう思って、日々の開発を続けている。自動化で「回す」部分と、人間が「進化させる」部分。このバランスを意識することが、何よりも大事だと思う。
自動化は「サボるため」じゃない
最後に、一つだけ。
自動化は、サボるためにやるものじゃない。
「人間がやるべきことに集中するため」にやるものだと思っている。
記事の生成はAIに任せる。SNSの投稿もAIに任せる。でも、サービスの方向性を考えること、ユーザーの声を聞くこと、改善を続けること——これは人間にしかできない。
テニスも同じ。基本的なフォームは体に覚えさせる(自動化)。でも、試合中の判断、戦略、相手の動きを読むこと——これは毎回、自分の頭で考えなければならない。
自動化とマニュアル、どちらが優れているかではなく、どう組み合わせるか。それが、テニスでも仕事でも、上達のカギなんだと思う。
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